箸箱の修理と塗り直し

箸箱の修理と塗り直し
鎌倉彫の二膳入れ箸箱の修理を承りました。
こちらの箸箱は長年ご愛用され、表面の漆が剥がれ傷も目立つ為、塗り直しの依頼を受けました。ご覧の様に所々、表面はすれて下地が見えている状態です。早速工房にて修理に入ります。

中蓋もこの様に下地が覗いています。中も外も全面塗り直しになります。

裏面も角がすれています。先ずは古い塗装を剥がす作業からです。

こちらの箸箱は引き出し式の箸箱です。引手部分が割れて、ひびが入っています。
こちらは差し直しの作業が必要です。

それでは作業開始です。

先ずは、引手部分を新たに作り、差し直し、全体の表面に合わせて刀痕を彫ります。
完全に差し直すと組み上げが困難でバラバラになってしますので今回は古い引手をカンナで薄く削り、新たに張り合わせる事にしました。

内側のひび割れも、後からさび付けをして、しっかり修復します。

【下記の写真が修理の工程です】

こちらが完成品の写真です。

箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂
箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂
箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂
箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂
箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂
箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂
箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂
箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂
箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂

ご覧の様に引手部分も綺麗に直りました。

箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂
箸箱二膳入れ修理と塗り直し  鎌倉彫陽雅堂

鎌倉彫陽雅堂では鎌倉彫のお直しも承ります。
特にご依頼を多く頂くのが、丸盆や菓子皿など日常使いのものです。
想い出の詰まった鎌倉彫を綺麗に直して、これからも永くお使い頂けます。

今回の修理期間が1ヵ月半頂きました。修理費用も品物の状態や大きさにより、それぞれ異なります。修理をご希望されるお客様はお問合せください。事前にお見積りを致します。

鎌倉彫陽雅堂は休まず営業致します。
営業時間(年中無休) 
平日9:00~17:30
土日9:00~18:00

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鎌倉彫陽雅堂 ☎ 0467‐25‐3736

下駄は鼻緒で甦る

下駄の鼻緒が傷んできたら、鼻緒を新調することで、新たな一足に生まれかわります。
本日のお客様は長い間、しまい込んでいた下駄の「鼻緒を新しいものに変え、娘に履かせたい」とのご要望でご来店頂きました。

鎌倉彫の網代彫の都下駄(みやこげた)一度も履かれていませんでしたが、鼻緒が細く足に当たり痛いので、太目のソフトな鼻緒をお選び頂きました。

鎌倉彫総網代 都下駄  鎌倉彫陽雅堂
鎌倉彫総網代 都下駄  鎌倉彫陽雅堂

カラフルなストライプ調の江戸褄鼻緒♬

鎌倉彫総網代 都下駄  鎌倉彫陽雅堂
鎌倉彫総網代 都下駄  鎌倉彫陽雅堂

鼻緒交換も無事終了♬

鎌倉彫総網代 都下駄  鎌倉彫陽雅堂

初めに付いていた鼻緒に比べ、とても若々しい印象です。

お客様もとても気に入って頂き、ご満足頂けました。

鎌倉彫総網代 都下駄  鎌倉彫陽雅堂

鎌倉彫陽雅堂では、鎌倉彫の下駄以外でも、鼻緒の挿げ直し、交換、サイズ調整など致します。婦人用から紳士用まで、鼻緒も色々な種類を取り揃え御対応致します。

鼻緒のすげ替え工賃(鼻緒代+挿げ工賃1,500円)です。お問合せください。

下駄は鼻緒で甦る 鎌倉彫陽雅堂

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俳優 渡哲也が残したもの

先日8月10日に俳優 渡哲也さんが78年の生涯を閉じた。昭和の大スター石原 裕次郎さんに憧れ仕えた役者人生。

2007年10月テレビ朝日で鎌倉を舞台とするドラマがあった。

おいしいごはん鎌倉 春日井米店 テレビ朝日系
春日井竜平役で破天荒な昭和親父を演じた渡さん。「鎌倉の竜」の異名を持つ頑固親父は人情味溢れる男でもあった。ドラマの中で渡さん演じる春日井竜平が履いていた下駄が当店から衣装協力させて頂いた「鎌倉彫本消し龍日光」である。

日光下駄の天面には勇ましい龍の彫刻が施されおり、艶を程よく抑えた漆塗り仕上げになっている。鼻緒は皮シコロ。【シコロ】は兜や鎧の防具、戦闘の際に矢や剣などの武器による攻撃から防護する衣類・武具である。

渡哲也さんがドラマで履いた下駄 鎌倉彫陽雅堂 本消し龍日光

ドラマの中で春日井竜平が履いていた下駄がこちらの鎌倉本消し龍 日光である。

渡哲也さんがドラマで履いた下駄 鎌倉彫陽雅堂 本消し龍日光

鎌倉での約2ヶ月に渡る撮影中、石原プロモーションの待機場所としても当店の敷地を使われました。撮影の合間、石原プロの方とはよく話をした。スタッフ用に余った石原プロ特性のロケ弁当も頂いた。

役どころの無骨な頑固オヤジとは違い本来の渡 哲也さんの優しい笑顔が印象的でした。

謹んでご冥福をお祈り致します。

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鎌倉彫 塗り直し 手鏡編

鎌倉彫の手鏡の塗り直し
長年お使いの手鏡の塗り直しと鏡面の縁に入ったひび割れの修復を依頼されました。

持ち手部分の漆塗装が剥げ、下地が覗いています。古い漆を耐水ペーパーで落とす事から始めます。

鏡面には落下させてできたひび割れがあります。

丁寧に耐水ペーパーで漆を落とすと下地が出てきます。

下地が表れてきたら、小傷を拾い、砥の粉で埋める作業を致します。

こちらが中塗り、当店の中塗りは渋めに仕上げる目的で黒中(黒漆しを中塗りに使う)を使用します。

その後仕上げの本塗り作業

本塗りが乾く直前にマコモを蒔きます。マコモはイネ科の多年草。マコモを蒔くことで、彫刻の高低差に陰影が生まれます。

こちらが完成品です。

見違える程に美しく仕上がります。

鎌倉彫陽雅堂では、丸盆や菓子皿の他に、手鏡や茶托などの塗り直し、修理も承ります。
品物の大きさなどによりお見積りが異なる為、実物をお預かりしてからお出し致します。

稀に商品の状態により修理をお断りする場合が御座います。
予めご了承ください。

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鎌倉彫の塗り直し・修理

本日は鎌倉彫の塗り直し・修理についてのお話です。
長年お使いになられて、表面が劣化してしまった鎌倉彫のお盆や菓子皿も塗り直しをすることで綺麗に甦ります。

先日、お問合せ頂きましたお客様からの依頼を受け、写真の春日盆(かすがぼん)の塗り直しを行いました。表面には艶が無く所々塗装が剥げていました。

鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)

古い漆の塗装面を耐水ペーパーを使い、落としていくと、縁の部分にひび割れも見つかりました。先ずはひび割れの修復作業を行います。

鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)

ひび割れた部分を三角刀で、その部分より深くかいこみします。
かいこみとは、もともとあった修復部分よりも深く彫り込みをいれ、コクソ(漆に木粉を混ぜたもの)を盛り、木固め(きがため)をする。コクソが乾くのに4日~5日掛かり、乾くと肉が痩せるので、この工程を2,3度繰り返します。

鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)

コクソを高めに盛り、完全に乾燥したら余分な肉をペーパーで落とし、滑らかにします。
ひび割れした部分の継ぎめはコクソで木固めをし補強することで直ります。

鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)

この時点で継めは完全に無くなります。

鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 修理工程(鎌倉彫陽雅堂)

裏面は刷毛目を書き直します。

鎌倉彫春日盆 完成品(鎌倉彫陽雅堂)

こちらが完成品です。

鎌倉彫春日盆 完成品(鎌倉彫陽雅堂)

元々の色よりも濃い目に仕上がっておりますが、お使いになるにつれ、自然な漆の光沢と色合いになって来ます。今回の塗り直し・修理に掛かった期間は45日程度です。

鎌倉彫春日盆9寸塗り直し・ひび割れ修理に掛かった費用は12,000円(税込)です。
修理などご依頼される場合、品物の大きさ、塗り手法、お預かりの状態によって価格は異なりますが、事前にお見積りをお出し致します。上記修理費には送料は含まれておりません。

鎌倉彫春日盆 完成品(鎌倉彫陽雅堂)
鎌倉彫春日盆 完成品(鎌倉彫陽雅堂)

直接ご来店できないお客様でも、お問合せください。
店舗へ修理品をお送り頂き、お見積りさせて頂きます。
注意:落下させ割れてしまったお盆などは、接着剤など使用せずに、割れた状態で、すべてのパーツをお送り下さい。

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