皆様、こんにちは。
鎌倉彫専門店「陽雅堂」のブログ担当Oでございます。
いよいよ12月、師走に入りました。
鎌倉の街も、紅葉の彩りを残しつつ、少しずつ新年を迎えるための慌ただしくも華やいだ空気に包まれ始めております。寒さも本格的になってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでございましょうか。
さて、先日はおせち料理を詰める「お重箱」をご紹介させていただきましたが、お正月の準備はいかがでしょうか。
本日は、もう一つのお正月には欠かせない儀式「お屠蘇(とそ)」と、その場を格調高く整える「鎌倉彫のお盆」についてお話しさせていただきます。
一年の邪気を払う「お屠蘇(とそ)」の豆知識

元旦の朝、家族揃って新年の挨拶を済ませた後、最初に行う儀式がお屠蘇ではないでしょうか。 なんとなく「お正月のお酒」としていただいている方もいらっしゃるかもしれませんが、本来お屠蘇は、単なるお祝いのお酒ではなく、「邪気を払い、無病息災を願う薬酒」でございます。
「屠蘇」という言葉には、以下のような意味が込められていると言われています。
「屠(ほふる)」は邪気を切り裂き、払うこと。
「蘇(そ)」は魂を目覚めさせ、蘇らせること。
つまり、「悪いものを払い、心身を蘇らせて、一年を健やかに過ごす」という願いが込められているのです。古くから「一人これを飲めば一家やまい無く、一家これを飲めば一里やまい無し」と言い伝えられ、日本の正月に欠かせない大切な儀式として受け継がれてまいりました。
儀式の舞台を整える、鎌倉彫の「お盆」

朱塗りや錫(すず)、ガラスなど、美しい酒器(屠蘇器)でいただくお屠蘇。 陽雅堂では、残念ながら酒器そのもののお取り扱いはございませんが、その神聖な酒器を載せ、儀式の場を格調高く演出するための「お盆」を数多くご用意しております。
ハレの日の酒器は、テーブルに直接置くのではなく、敷居の高いお盆という「舞台」に載せてこそ、その美しさが際立ちます。
格式高い「角盆(かくぼん)」や「長手盆(ながてぼん)」

お屠蘇セット(銚子、盃、盃台)を一式載せて運ぶには、安定感のある長方形や正方形のお盆が適しています。鎌倉彫の重厚な漆の黒や朱の色合いは、お屠蘇器の華やかさを引き立て、その場に凛とした品格をもたらします。
ハレの日を彩る「吉祥文様」

陽雅堂のお盆には、牡丹や梅、松など、縁起の良い吉祥文様が力強く彫り込まれております。新しい年の始まりに、これらの文様を目にすることで、より一層晴れやかな気持ちでお正月をお迎えいただけることと存じます。
晴れやかな一年の始まりに

おせち料理のお重箱と共に、お屠蘇を載せるお盆の準備も整えば、お正月を迎える支度は万全でございます。 普段使いのお盆とは別に、ハレの日専用の、少し良いお盆を一枚用意しておく。それだけで、お正月の食卓の空気感は驚くほど変わります。
一年の始まりである元旦。 邪気を払うお屠蘇の儀式を、鎌倉彫という伝統の器と共に、清らかに、そして格調高く執り行ってみてはいかがでしょうか。
陽雅堂では、大きさや文様も様々に、ハレの日にふさわしいお盆を取り揃えております。 ぜひ、オンラインショップや店舗にて、ご家庭の屠蘇器に合う一枚をお探しくださいませ。
皆様の新しい一年が、健やかで幸多きものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。
【陽雅堂公式オンラインショップ】
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