皆様、こんにちは。
鎌倉彫専門店「陽雅堂」でございます。
7月も半ばに入り、夏の日差しがいよいよ本格的になってまいりました。 地域によっては7月に「新盆(7月盆)」を迎えられるところもございますし、来月8月の「旧盆」に向けてご自宅のお掃除やしつらえなど、少しずつご準備を始められる方もいらっしゃる時期でございますね。皆様、いかがお過ごしでございましょうか。
さて、本日はご先祖様を心からお迎えする「お盆」の行事と、私どもが扱う「鎌倉彫」の深い歴史的な繋がり、そして日々の祈りの空間にふさわしいお道具についてお話しさせていただきます。
鎌倉彫のルーツ。仏師たちが祈りを込めた「仏具」の歴史

ご先祖様の御霊をお迎えし、感謝とご供養をするお盆。実は鎌倉彫とこうした仏事には、切っても切れない深い繋がりがございます。
鎌倉彫の起源は、今からおよそ800年前の鎌倉時代にまで遡ります。当時、中国から伝来した精神性の高い禅宗の文化とともに寺院の建築や仏像の彫刻を担っていた「仏師」たちが、お盆や香盒(こうごう)といった「仏具」に彫刻と漆塗りを施したのが、その始まりとされています。
つまり鎌倉彫はもともと単なる日用品や飾り物としてではなく、神仏やご先祖様への「祈り」を形にするための神聖なお道具として誕生したのです。職人が一彫り一彫りに込めた精神性は、現代の鎌倉彫のお道具にも脈々と受け継がれています。
心を込めてお迎えする、現代の「お盆」のしつらえ

現代のライフスタイルにおいて、和室や大きなお仏壇を置くことが難しいご家庭も増えておりますが、形式にとらわれずリビングの一角にお写真や季節のお花を飾り、そっと手を合わせる「祈りのスペース」を設ける丁寧な暮らしが見直されています。
ご先祖様が帰ってこられるこの特別な時期。大量生産品ではなく、仏師のルーツを持つ鎌倉彫のお道具を一つ取り入れてみてはいかがでしょうか。 深い漆の艶と、手仕事の温もりが宿る本物のお道具はその場を格調高く、心穏やかな祈りの空間へと整えてくれます。
祈りの空間を整える、陽雅堂のおすすめ3選
本日はお盆のしつらえや、日々の丁寧なご供養にふさわしいお品を3点ご紹介いたします。
香盒(こうごう)

ご仏前で使用するお焼香や、日々のお線香・お香を入れておくための蓋付きの器「香盒」です。手のひらに収まるほどの小ぶりなサイズが一般的ですが、その小さな世界の中に、仏師の技が凝縮されたような圧倒的な存在感と気品を放ちます。お仏壇や祈りのスペースにそっと置いておくだけで空間全体を一段と引き締めてくれる、美術品のようなお道具です。
切手盆 竹

ご先祖様へ小さなお供え物をお出しする際や、お盆にいらっしゃるお坊様へお布施をお渡しする際に欠かせないのが「切手盆」でございます。本来、冠婚葬祭などの改まった場面で使われる格式高いお盆であり、お仏壇の前に一つあるだけで、ご供養の場がより丁寧で礼儀正しいものとなります。日々の暮らしの中では、大切な方へのお手紙やお祝いをお渡しする際にも活躍する、大人の身だしなみとして持っておきたいお品です。
丸盆 8寸 牡丹

お盆の時期は、ご親戚や親しい方々がご自宅に集まる機会も多くなります。そんなおもてなしの席に欠かせないのが、使い勝手の良い8寸(約24cm)の丸盆です。百花の王として富貴や繁栄を意味する「牡丹」がダイナミックに彫られており、冷たい麦茶や夏菓子をお出しする際にも、場をパッと華やかに、そして礼儀正しく演出してくれます。ご供養の席はもちろん、日常使いとしてもご家族に長く寄り添ってくれる頼もしい一枚です。
受け継がれていく想いとともに

ご先祖様を想い、家族の繋がりを再確認するお盆の行事。 仏師たちの祈りから生まれた鎌倉彫の器とともに、心穏やかで豊かな時間をお過ごしいただければ幸いです。
お盆に向けてのお道具のご準備や、大切な方へのご進物用のお品選びなど、どうぞお気軽に私どもにご相談くださいませ。 陽雅堂の店舗、そしてオンラインショップにて、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
【陽雅堂公式オンラインショップ】
https://shop.yogado.jp/
【実店舗】

神奈川県鎌倉市雪ノ下1-8-30
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