鎌倉彫 塗り直し 手鏡編

鎌倉彫の手鏡の塗り直し
長年お使いの手鏡の塗り直しと鏡面の縁に入ったひび割れの修復を依頼されました。

持ち手部分の漆塗装が剥げ、下地が覗いています。古い漆を耐水ペーパーで落とす事から始めます。

鏡面には落下させてできたひび割れがあります。

丁寧に耐水ペーパーで漆を落とすと下地が出てきます。

下地が表れてきたら、小傷を拾い、砥の粉で埋める作業を致します。

こちらが中塗り、当店の中塗りは渋めに仕上げる目的で黒中(黒漆しを中塗りに使う)を使用します。

その後仕上げの本塗り作業

本塗りが乾く直前にマコモを蒔きます。マコモはイネ科の多年草。マコモを蒔くことで、彫刻の高低差に陰影が生まれます。

こちらが完成品です。

見違える程に美しく仕上がります。

鎌倉彫陽雅堂では、丸盆や菓子皿の他に、手鏡や茶托などの塗り直し、修理も承ります。
品物の大きさなどによりお見積りが異なる為、実物をお預かりしてからお出し致します。

鎌倉彫の修理・塗り直し手鏡編 vol.2
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