実りの秋。新米や秋刀魚を料亭の味に変える「うつわの魔法」と敬老の日の贈り物

実りの秋。新米や秋刀魚を料亭の味に変える「うつわの魔法」

皆様、こんにちは。
鎌倉彫専門店「陽雅堂」でございます。

9月に入り、朝夕の風に少しずつ秋の涼しさが混じるようになってまいりました。日中はまだ暑さが残るもののふとした瞬間に季節の移ろいを感じる今日このごろ、皆様いかがお過ごしでございましょうか。

秋といえば、何といっても「食欲の秋」でございますね。ツヤツヤと輝く新米や脂の乗った秋刀魚(さんま)など、想像するだけでお腹が空いてくるような豊かな実りの季節がやってまいります。また、9月21日は『敬老の日』。長寿を祝い、日頃の感謝を伝える大切な節目でもございます。

本日は、そんないつもの家庭料理をまるで高級料亭のご馳走のように引き立てる「うつわの魔法」と、今だからこそ大切にしたい秋の味覚についてお話しさせていただきます。

当たり前ではない「秋の味覚」と伝統工芸の重み

秋の食卓の主役とも言える秋刀魚ですが近年は不漁が続き、サイズも小ぶりで価格も高騰する傾向にあります。かつては日本の秋の食卓に当たり前のように並んでいた大衆魚も、今や高級魚となりつつあります。

十分に秋の味覚を、その季節に心ゆくまで味わうこと。それは、昔に比べて非常に贅沢なことになってきていると実感せざるを得ません。気候変動や環境の変化により、この先いつまでこの「当たり前の秋」を楽しめるのか誰にも分からない時代になりつつあります。

これは、私どもが携わる「鎌倉彫」という伝統工芸の世界にも通じるものがございます。800年という長い歴史を持つ鎌倉彫ですが職人の高齢化や後継者不足など、その技術と文化を未来へ継続していくことは決して容易なことではありません。

だからこそ今ある「秋の味覚を楽しむ贅沢」に深く感謝し、そのかけがえのない一瞬一瞬を同じく尊い手仕事から生まれた伝統工芸の器とともに、大切に味わっていただきたいと切に願うのです。

添えるだけで料亭の味に。視覚から味わう「うつわ」

添えるだけで料亭の味に。視覚から味わう「うつわ」

ふっくらとこんがり焼き上がった秋刀魚を、ご自宅にあるいつもの長皿へ。それだけでも立派な秋の食卓ですが、その傍らにそっと「鎌倉彫のお箸」と「汁椀」を添えてみてください。ただそれだけで見慣れた食卓の風景が劇的に変化いたします。

つやつやとした新米の白、こんがり焼けた魚の茶色。そこに漆器ならではの深く艷やかな「漆黒」や「朱色」が加わることで、食卓全体に強烈なコントラストと奥行きが生まれます。視覚から入る「高級感」と「美しさ」というスパイスが、いつもの家庭料理をまるで格式高い料亭でいただく御膳のような特別な味わいへと変えてくれるのです。これが、漆器がもつ「うつわの魅力」でございます。

実りの秋に寄り添う陽雅堂のおすすめ3選

本日は秋の食卓をワンランク格上げしてくれる、おすすめのお道具を3点ご紹介いたします。

イチョウの箸置き(※店頭のみのお取り扱い)

箸置きイチョウ(店頭のみの取扱)
イチョウの箸置き(店頭のみ)

小さな秋を食卓に運んでくれる、愛らしい銀杏(いちょう)の形をした木製の箸置きです。箸置きは季節の移ろいを最も手軽に、そして粋に取り入れることができるお道具。ぽってりとした温かみのある木の質感が、秋の夜長の食卓にほっこりとした安らぎをもたらしてくれます。

【敬老の日の贈り物に】おじいさま向けに黒や落ち着いた色合いのお箸と合わせ、『夫婦箸』としてペアで贈られるのも毎年大変人気がございます。

※箸置きは【店頭のみ】でご用意しております。

匠一膳箸 弁慶 朱

汁椀 弁慶 朱 5客セット
汁椀 弁慶 朱(右下)

新米の美味しさを余すところなく味わうための、職人技が光るお箸でございます。力強さを感じさせる「弁慶」という名にふさわしい持ち心地と、手元を華やかに彩る美しい朱色の漆が魅力です。箸先の口当たりが非常に滑らかで、お米一粒一粒の甘みや焼き魚の繊細な旨みを引き立ててくれます。

【敬老の日の贈り物に】『いつまでも温かく、美味しいお食事を楽しんでほしい』という願いを込めて、ご夫婦お揃いのペア椀として贈るのもおすすめです。

 → 匠一膳箸 弁慶 朱」をオンラインショップで見る

汁椀 龍峰 単品 呂色塗

汁椀 龍峰 単品 呂色塗

秋刀魚と新米に欠かせないのが、美味しいお味噌汁。最高級の「呂色塗(ろいろぬり)」で仕上げられたこちらの汁椀は、鏡のように深く吸い込まれるような美しい黒の艶が特徴です。なめらかな手触りとお味噌汁の湯気とともに立ち上る漆のほのかな香りが、食卓に圧倒的な風格と高級感を添えてくれます。

 → 「汁椀 龍峰 単品 呂色塗」をオンラインショップで見る

今ここにある豊かな秋を噛み締めて

今ここにある豊かな秋を噛み締めて

移りゆく季節の中で旬の命をいただき、手仕事の温もりに触れる。 そんな当たり前で何よりも贅沢な時間を、ぜひ鎌倉彫のお道具とともにお過ごしくださいませ。

9月21日の「敬老の日」に向けた贈り物選びも、どうぞお気軽に店頭スタッフへご相談ください。毎日使っていただけるお箸や汁椀をはじめ、女性に喜ばれる軽やかなペンダントやブローチなど大切な方へ感謝の気持ちを届けるぴったりの一品を、心を込めてご提案させていただきます。

秋の風が心地よい鎌倉にて、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


【陽雅堂公式オンラインショップ】
https://shop.yogado.jp/

【実店舗】

鎌倉彫陽雅堂 マップ

神奈川県鎌倉市雪ノ下1-8-30
(鶴岡八幡宮目の前)
平日10:00〜17:00
土日 9:00〜17:30

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処暑の候。うつわから始める「食卓の衣替え」と秋の気配

処暑の候。うつわから始める「食卓の衣替え」と秋の気配

皆様、こんにちは。
鎌倉彫専門店「陽雅堂」でございます。

8月も下旬を迎え、暦の上では暑さが和らぐとされる「処暑」の時期となりました。関東地方では、8月のお盆を過ぎたあたりから、夕方になるとどこからともなく涼しげな風が吹き抜けるようになりましたね。夕暮れ時に響く虫の音にも、かすかに秋の足音が混じるようになってまいりました。

日中の日差しはまだ力強いものの、ふとした瞬間に秋の気配を感じる今日このごろ、皆様いかがお過ごしでございましょうか。

季節の移ろいを感じ始めるこの時期、陽雅堂からは日々の暮らしに秋を取り入れる「食卓の衣替え」をご提案させていただきます。

秋の気配を呼び込む、うつわの「衣替え」

秋の気配を呼び込む、うつわの「衣替え」

「衣替え」と申しますと洋服を秋物へと入れ替えることを思い浮かべますが、残暑が厳しいこの時期に厚手の洋服を着るのはまだ少し早い気がいたします。そこでおすすめしたいのが、毎日目にする「食卓のうつわ」から少しずつ秋の装いへと変えていくという楽しみ方でございます。

夏の間に大活躍してくれた透明なガラスの器や、寒色系のテーブルクロスを少しお休みさせ、代わりに深みのある漆の器を取り入れてみてください。800年という長い歴史を持つ鎌倉彫の漆黒や朱色、そして落ち着いた飴色の艶は秋の深まりを感じさせる温かみを持っています。

テーブルの上に一つ漆塗りの器や木のお道具が並ぶだけで、食卓全体の空気がスッと落ち着き、秋の夜長を楽しむための上質な空間へと生まれ変わります。

食卓に舞い降りた秋。銀杏のうつわと小物

本日は食卓にいち早く秋の風を運んでくれる、美しい「銀杏」をモチーフにしたお品を2点ご紹介いたします。

銘々皿 4.5寸 十六角型 銀杏

銘々皿 4.5寸 十六角型 銀杏
銘々皿 4.5寸 十六角型 銀杏

少しずつ色づき始める秋の風景を切り取ったような、美しい銀杏の葉が彫り込まれた銘々皿です。4.5寸(約13.5cm)というサイズは秋の味覚である栗を使った和菓子や、みずみずしい季節の果物を乗せるのに大変重宝いたします。

こちらの銘々皿は、縁が「十六角型」にカットされているのが大きな特徴で、丸いお皿とは一味違うシャープでモダンな雰囲気が食卓のアクセントになります。秋のティータイムを一段と優雅に演出してくれる一枚です。

 → 「銘々皿 4.5寸 十六角型 銀杏」をオンラインショップで見る

イチョウの箸置き(※店舗限定商品)

箸置きイチョウ(店頭のみの取扱)

食卓の小さな主役としておすすめしたいのが、コロンとした形が愛らしいイチョウの箸置きです。箸置きは、季節感を手軽に取り入れることができる最高のお道具。いつものお箸にこちらの箸置きを添えるだけで、ご家族の会話にも秋の話題が花咲くことでしょう。 

こちらのお品は【店頭のみのお取り扱い】となっております。涼しい風が吹き始めた鎌倉の散策がてら、ぜひ実際にお手に取ってその木の温もりを感じてみてください。

温かいお茶が恋しくなる夜に。椿の丸盆

夕暮れ時の風が涼しくなり、少しずつ温かいお茶が恋しくなるこれからの季節。お茶の時間をより丁寧なものにしてくれるのが、使い勝手の良い丸盆です。

丸盆8寸 椿A

丸盆8寸 椿A
丸盆8寸 椿A

お客様へお茶をお出しする際や、ご自身のリラックスタイムに急須と湯呑みを運ぶのにぴったりの8寸(約24cm)の丸盆でございます。盤面には冬に向かって凛と咲き誇る「椿」の花が、鎌倉彫特有の力強くも流麗な刀目で深く彫り込まれています。

椿は生命力の強さと気高さの象徴として、古くから愛されてきた吉祥文様です。漆の奥深い艶と立体的な彫りの美しさが、秋の夜長のティータイムに静かな安らぎをもたらしてくれます。

 → 「丸盆8寸 椿A」をオンラインショップで見る

移りゆく季節を、手のひらの上の伝統とともに

秋

少しずつ、しかし確実に深まっていく秋の気配。 季節の移ろいを肌で感じながら日々の暮らしに寄り添うお道具を入れ替えていくことは、日本人が古来より大切にしてきた心豊かな文化でございます。

皆様の食卓が鎌倉彫の温もりとともに、実り多き秋の喜びで満たされますように。 涼やかな風が吹き始めた鎌倉にて、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

オンラインショップでも、秋の夜長を彩るお品を多数ご用意しております。


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夏の帰省土産に。新幹線の移動でもかさばらない「一生もの」の鎌倉彫と姫鏡

夏の帰省土産に。新幹線の移動でもかさばらない「一生もの」の鎌倉彫と姫鏡

皆様、こんにちは。
鎌倉彫専門店「陽雅堂」でございます。

7月もいよいよ終盤となり、学生の皆様は楽しい夏休みの真っ最中。連日厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでございましょうか。

もうすぐ8月、お盆の季節がやってまいります。そろそろ、ご実家への帰省やご親戚へのご挨拶に向けた準備を始められている方も多いのではないでしょうか。 本日は、そんな夏の帰省の際にぜひおすすめしたい、新幹線や特急列車での長距離移動でも「かさばらない」、そして相手への深い敬意が伝わる「一生もの」の鎌倉土産についてお話しさせていただきます。

長距離移動の味方。かさばらず、軽く、心に残る伝統工芸の贈り物

新幹線や特急列車に心地よく揺られ、移りゆく車窓の景色をゆったりと眺めながらの長距離移動。少しずつ近づく故郷の風景に胸を高鳴らせる時間は、帰省ならではの心躍るひとときでございますね。

しかし、公共交通機関での移動となると、やはり気になるのが「お荷物の多さ」ではないでしょうか。ご自身の着替えなどに加え、ご家族やご親戚への手土産となると、どうしても荷物がかさばり、両手が塞がってしまうことも少なくありません。大きくて重いお土産は、お渡しするまでの移動だけで一苦労です。

そこでおすすめしたいのが、鎌倉彫の小物類でございます。 鎌倉彫は、上質な木地(天然木)をベースに作られているため、見た目の重厚な美しさに反して、驚くほど「軽い」のが特徴です。バッグの隙間やキャリーケースの片隅にすっきりと収まり、長時間の移動でも決してご負担になりません。

手軽に持ち運べるコンパクトなサイズ感でありながら、そこには職人の手仕事による確かな品質と、「一生もの」として長く愛用できる実用性が備わっています。ただ消費されて終わるお土産ではなく、末永く形に残り、使うたびに贈り手の顔が思い浮かぶような伝統工芸品は、目上の方への深い敬意を伝える手土産として、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。

ご両親への健康と長寿を願って。毎日の食卓に寄り添う「夫婦箸」

ご実家のご両親へのお土産としてまずご紹介したいのが、鎌倉彫の「夫婦箸」でございます。

お箸は、毎日の食事に欠かせない実用品であると同時に、「食べることに困らないように」「健康で長生きできますように」という願いが込められた、大変縁起の良いお道具です。

鎌倉彫の夫婦箸 

本塗夫婦箸 刀目

ご夫婦揃っての食卓を、より豊かで温かいものにしてくれる上質な夫婦箸。鎌倉彫のお箸は、持ち手の部分に施された独特の彫り(刀目)が指先にしっくりと馴染み、驚くほどすべりにくく使いやすいのが特長です。また、口に運んだ時の本漆のなめらかな感触は、いつものお料理をより一層美味しく感じさせてくれます。 

ご両親のこれからの人生が、健康で笑顔あふれるものでありますように。そんな温かなメッセージを添えて、美しい桐箱入りの夫婦箸を贈られてみてはいかがでしょうか。

 → 「鎌倉彫の夫婦箸」をオンラインショップで見る

上質な小物はセンスの証。ご年配の方へ贈りたい「姫鏡(ひめかがみ)」

そして、特にお母様やお祖母様など、ご年配の女性への手土産として陽雅堂が自信を持っておすすめしたいのが、小ぶりで美しい「姫鏡」でございます。

鎌倉彫 姫鏡

丸鏡 沈 梅
丸鏡 沈 梅

「姫鏡」とは、手のひらにすっぽりと収まる、柄のついていない丸型や小判型のコンパクトな手鏡のことです。
ご年配の方にとって、重たい鏡や大きすぎる鏡は日々の負担になりやすく、扱いづらいもの。その点、鎌倉彫の姫鏡は木製ならではの驚くほどの軽さがあり、お出かけ用の小さなハンドバッグやお化粧ポーチにもすっと忍ばせることができる、大変気の利いたサイズ感となっております。

そして何より喜ばれるのが、その「質感」です。指先に触れる木地の温もり、しっとりと吸い付くような上質な漆の肌触り。プラスチック製品には決して出せない、しっとりとした大人の品格が漂います。 外出先で身だしなみを整える際、バッグからサッと取り出した鏡が、美しい伝統工芸品であったなら。そのさりげない所作は、持ち主のセンスの良さと豊かな精神性を周囲に美しく印象付けてくれます。

表面には、牡丹や桜といった美しい吉祥文様が彫り込まれており、鏡を取り出すたびに、ご家族からの愛情を感じて心温まることでしょう。「気の利いた、センスの良い品をありがとう」。きっとそんな嬉しい言葉が返ってくる、とっておきの贈り物です。 

「鎌倉彫の姫鏡・手鏡」をオンラインショップで見る

大切な方との再会を、豊かなものに

今年の夏は、かさばらないスマートさと、相手を深く想う気持ちを兼ね備えた「鎌倉彫の手土産」とともに、故郷へ帰る列車へと乗り込んでみませんか。

ご家族やご親戚との久しぶりの再会が、笑顔あふれる素晴らしい時間となりますように。 手土産の選び方や、お包みに関するご相談など、どうぞお気軽に私どもにお声がけくださいませ。

陽雅堂の店舗、そしてオンラインショップにて、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


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苔寺へお出かけしませんか?梅雨の鎌倉散策と「カスタマイズ下駄」のご紹介

苔寺_妙法寺

皆様、こんにちは。
鎌倉彫専門店 陽雅堂でございます。

6月に入り、鎌倉の街は眩しい新緑の季節から、しっとりとした潤いを帯びる梅雨の季節へとバトンタッチをいたしました。雨が降るとお出かけをためらってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの時期の鎌倉には雨上がりだからこそ出会える息を呑むような絶景がございます。

本日は、今まさに美しさのピークを迎えようとしている鎌倉の「苔寺」こと妙法寺の魅力と、これからの夏に向けてご準備いただきたい、陽雅堂の特別な「下駄」をご紹介いたします。

鎌倉の「苔寺」こと妙法寺。お散歩がてら訪れたい静寂の空間

鎌倉駅から南東へ、歩いて15分ほどの松葉ヶ谷と呼ばれる緑豊かなエリアに妙法寺はございます。駅からそれほど遠くない距離にありながら、一歩境内に入ると街の喧騒から切り離されたような深い静寂と自然。

【妙法寺(みょうほうじ) 拝観のご案内】

住所: 鎌倉市大町4-7-4
アクセス: JR鎌倉駅(東口)より、情緒ある街並みを歩いて約15分
拝観時間: 9:30~16:30
拝観料: 大人 300円 / 小・中学生 200円
※天候や季節の行事により拝観状況が変更される場合がございます。お出かけの際には、最新の情報をご確認いただけますと幸いです。

妙法寺が「鎌倉の苔寺」と親しまれている最大の理由は、仁王門から法華堂へと続く見事な「苔の石段」です。現在は苔を保護するために石段の上を直接歩くことはできませんが、すぐ横に設けられた散策路からまるで緑色のふかふかな絨毯を敷き詰めたような、見事な景観を堪能することができます。

苔が最も美しく輝く条件と、撮影のベストタイミング

妙法寺の見事な苔、実は一年中同じ色をしているわけではございません。苔が最も青々と美しく見え、写真撮影にも適している「ベストな条件」があるのをご存知でしょうか。

それは「たっぷりの水分」と「柔らかい光」です。 苔は雨や朝露などの水分を含むことで葉をふわりと開き、その生命力あふれる鮮やかな緑色を放ちます。また、直射日光の当たる快晴の日よりも、曇りや雨の日のような「柔らかく拡散された光」の下で撮影する方が、苔のしっとりとした質感や陰影を美しく写真に収めることができます。

つまり梅雨入りから初夏にかけての今こそが、苔寺を訪れる最高のシーズンなのです。 ただし、一つだけご注意いただきたいことがございます。たっぷりと水分を含んだ苔や、雨に濡れたお寺の石段・山道は大変滑りやすくなっております。絶景に心を奪われてお怪我などされないよう、お出かけの際は歩き慣れた滑りにくい靴をお選びいただき、足元には十分にお気をつけて散策をお楽しみくださいませ。

そろそろ浴衣。お好みの鼻緒で作る「カスタマイズ下駄」

海外からのお客様にも。陽雅堂なら見つかる、大きなサイズ(3Lまで)の婦人下駄

梅雨の風情を楽しんだ後は、いよいよ夏本番がやってまいります。夏祭りや花火大会など、浴衣をお召しになる機会も増えるのではないでしょうか。

陽雅堂では、夏の装いを足元から格上げする「鎌倉彫の下駄」をご用意しております。特に店頭で人気を集めているのが、鎌倉彫の台(木地)と、お好きな柄の「鼻緒(はなお)」を自由に組み合わせて、ご自分だけの一足を作ることができるカスタマイズ下駄です。

本日は、そのベースとなるおすすめの下駄台を2点ご紹介いたします。

鎌倉彫 婦人芳町 M ぶどう 

鎌倉彫 婦人芳町 M ぶどう

芳町とは、二枚の歯を持つ伝統的で美しいシルエットの下駄です。カランコロンという心地よい音を響かせて歩く姿は、夏の風物詩そのもの。彫り込まれた「ぶどう」の柄は、たわわに実ることから「豊穣」や「子孫繁栄」を象徴する大変縁起の良い吉祥文様です。粋で本格的な和の装いを楽しみたい方におすすめです。 

「鎌倉彫 婦人芳町 M ぶどう」をオンラインショップで見る

鎌倉彫 婦人右近 S 麻の葉 

鎌倉彫 婦人右近 S 麻の葉

右近とは、足裏に沿うような緩やかなカーブが特徴で、サンダル感覚で履けるため、下駄に不慣れな方や普段使いにもぴったりの歩きやすい形です。魔除けや健やかな成長を願う伝統柄「麻の葉」が全体に美しく彫り込まれており、モダンな浴衣やお洋服にもスッと馴染むデザインとなっております。

「鎌倉彫 婦人右近 S 麻の葉」をオンラインショップで見る

カスタマイズ下駄に関するご案内

店主、鼻緒挿げ替えの様子

店頭にてお好きな下駄台と鼻緒をお選びいただき、職人が一つひとつ丁寧に仕上げてお渡しいたします。ご自身の足の形に合わせて鼻緒を調整するため、痛くなりにくく、長く快適に履いていただけるのが特長です。

お選びいただく際のサイズ感や、すげ上げに関する注意事項につきましては、事前に以下のブログ記事にて詳しくご案内しております。ぜひ一度ご覧くださいませ。

下駄のカスタマイズ(鼻緒のすげ替え)に関する注意事項と詳細はこちら

雨上がり、潤う古都でお待ちしております

鎌倉陽雅堂外観

しっとりと潤う苔の緑、そして涼やかな下駄の音色。 季節の移ろいを五感で味わうことができるのは、鎌倉という街と手仕事の伝統工芸ならではの贅沢でございます。

雨上がりの澄んだ空気の中、妙法寺への静かなお散歩を楽しまれた後は、ぜひ鶴岡八幡宮前の陽雅堂へとお立ち寄りください。 陽雅堂の店舗、そしてオンラインショップにて、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


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【新築祝いに】知っておきたい「棟上げ式」のお作法と、鎌倉彫の器

【新築祝いに】知っておきたい「棟上げ式」のお作法と、鎌倉彫の器

皆様、こんにちは。
鎌倉彫専門店「陽雅堂」でございます。

5月も中旬に入り、吹き抜ける風が心地よい季節となりました。新緑のまぶしいこの時期は、気候も安定していることから住宅の建築にも適しており、新生活や新しい住まいでの暮らしをスタートさせる方も多いのではないでしょうか。

本日は家づくりの大切な節目である「棟上げ式(上棟式)」の豆知識と、真新しいお住まいにぜひお迎えいただきたい、永くお使いいただける鎌倉彫の「お椀」と「お箸」についてお話しさせていただきます。

家づくりの節目「棟上げ式(上棟式)」に込められた祈り

建前(たてまえ)や上棟式(じょうとうしき)とも呼ばれる「棟上げ式」。これは、住宅の建築において、骨組みが完成し一番高い位置に棟木(むなぎ)を上げる際に行われる大切な儀式です。

古くからその土地の神様や建物の守護神に対して、ここまで無事に工事が進んだことを感謝し、完成までの安全とそこに住むご家族の末永い繁栄を祈願する意味が込められています。式では魔除けとして破魔矢(はまや)を鬼門に向けて飾ったり、五色の吹流しを立てて神様を招いたりする風習がございます。

かつては近隣の方々へ向けて屋根の上からお餅や小銭をまく「餅まき」を行い、家を建てるという大きな福を地域で分かち合う文化もありました。現代では形式が簡略化されることも増えましたが、大工さんや職人さんへの労いの気持ちを伝え、家づくりへの想いを新たにする心温まる日本の美しいお作法の一つでございます。

新しい住まいに、鎌倉彫を迎え入れる意味

木の香りが清々しい新居での暮らしには、ぜひ鎌倉彫のお箸やお椀を取り入れていただきたいと私どもは考えております。新築のお祝いとして、あるいはご自宅用の新調として鎌倉彫が選ばれるのには、単なる「日用品」を超えた、深い祈りと縁起担ぎの心理がございます。

「堅牢さ」に託す、末永い幸福への願い 

鎌倉彫は木地に幾重にも漆を塗り重ねることで、「100年先まで使える」とも言われるほどの高い耐久性を誇ります。この堅牢さには、「新しい家で、ご家族が末永く、健康で幸せに暮らせますように」という切なる願いが込められています。

「橋渡し」と「食い初め」の縁起担ぎ 

お箸は「人と人を繋ぐ橋渡し」や「幸せの橋渡し」を意味する縁起物です。特にお椀とセットで揃えることは、「これからの人生、食べることに困らないように(家内安全・無病息災)」という祈願にも繋がります。新生活の門出を祝福するのに、これほどふさわしいお道具はございません。

仏師のルーツが宿る「祈り」と「風格」 

鎌倉彫は、もともと仏師が仏具を作ったことから始まった歴史がございます。彫刻には牡丹や唐草といった繁栄を象徴する吉祥文様が多く使われており、職人の「祈り」が込められた手仕事の品は新居の食卓に気品と風格を添えてくれます。

経年変化を楽しむ「育てる」喜びの共有 

漆器は使い込むほどに艶が増し、味わい深く変化していくのが特徴です。「真新しい家と共に、年月を経て深みを増していく時間を楽しむ」。そんな、未来を見据えた豊かなライフスタイルを共に歩む道具となってくれます。

新築の食卓を彩る、陽雅堂のおすすめ3選

本日は新しいお住まいでの食卓にふさわしい、特別なお椀とお箸をご紹介いたします。

汁椀 義経 黒 5客セット 

汁椀 義経 黒 5客セット

新居にお客様をお招きした際や、ご家族揃っての食卓に欠かせないのが揃いの美しいお椀です。こちらの「義経」は、シンプルでありながらも漆黒の深みと美しい艶が際立つ、格調高いお椀の5客揃えでございます。新しい家で迎える初めてのお正月やハレの日の食卓にもふさわしい、末永くご愛用いただける名品です。

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匠夫婦箸 龍峰

匠夫婦箸 龍峰

ご夫婦の新しい門出に寄り添う、最高峰の夫婦箸です。力強くも優美な「龍峰」の名を冠する通り、熟練の職人が丹精込めて仕上げたその佇まいはまさに芸術品。持ち手から伝わる確かな漆の質感と口に運んだ時のなめらかさは、毎日の食事をより一層美味しく、豊かなものにしてくれます。一生ものの贈り物としても最適です。 

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本塗夫婦箸 刀目

本塗夫婦箸 刀目

鎌倉彫ならではの力強い刀の痕(刀目)をあえて残し、本塗りで仕上げた味わい深いご夫婦箸です。手仕事の温もりがダイレクトに伝わる独特の凹凸が驚くほど手に馴染み、すべりにくく実用性にも大変優れております。飾らない日常の食卓で、ご家族の時間を共に刻んでいく相棒としておすすめの一膳です。 

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新しい暮らしに、末永く寄り添う伝統を

まっさらな新しいお住まいに、時を重ねるごとに艶を増す鎌倉彫の器を。 使い込むほどに手に馴染むその器は、日々の暮らしに深い愛着と安らぎをもたらしてくれることでしょう。

ご新築のお祝いやご自宅用の器の新調をご検討の際は、ぜひ陽雅堂の品々をご覧くださいませ。 陽雅堂の店舗、そしてオンラインショップにて、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


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